名刺入れ
スマホケース

大島紬とはー世界三大織物のひとつ
奄美群島の織物で日本が誇る絹100%の絹織物の最高峰のひとつで30以上もの工程を経て生み出される。すべて高度な技術を持った職人たちよって丁寧に生み出された生地は1つ作り上げるのに半年から1年もの時間を要する。
大島紬製造工程

図案製作(Design)
Creating a graph of the pattern
デザインされた原図を方眼紙などに書き写し種別、糸密度などに合わせて図案を作る工程

糸繰り、整経(Filature,Thread Alignment)
図案に合わせて絹糸の長さと本数をそろえる工程

糊張り(Starching)
そろえた絹糸に鍋で煮たイギスという海藻からできた海苔を塗り天日で乾燥させ固める工程

綿加工(Binding)
締め機を使い複雑で細かなかすり模様を作る大島紬独特の作業で、図案に合わせて絹糸の絣部分を構成するために木綿糸で織占めてかすり部分を作る工程

テーチ木染め(Teichigi [Yeddo Hawthorn] Dyeing)
テーチ木をチップにして窯で煎じた液で絹糸を染める工程で、何度もその工程を繰り返すと絹糸は赤茶色に染まる。

泥染め(Mud Dyeing)
テーチ木染めした絹糸を泥田で染める作業工程。泥に含まれる鉄分とテーチ木のタンニンが反応し絹糸が赤茶色から徐々に深い黒褐色に変わっていく。

加工(Processing)
織り手に絹糸を渡す前に最終的に糸の整理と準備をする工程。
染めたかすりむしろの木綿糸をすべて取り除き一本一本の糸の状態にして図案の通りに並べる。

製織(Weaving)
管に巻き取った横糸をひに通してたかわたで織り上げる工程。
7㎝折るごとに針で縦かすり糸を緩め、針で縦かすり糸を一本一本調整し縦横のかすりを正確に合わせていく高度な熟練技と根気のいる作業。

検査(Inspection)
お織り上げられた紬を専門家が24項目にわたる基準を満たしているか厳密にチェックされる工程。
この工程を経てはじめて本場奄美大島紬と認定される。